英雄志向のリーダーシップは、組織が卓越した成果を上げる際の障害になるにもかかわらず、心情的には心地がよい。ゆえに手放しにくいのが問題だ。(コーエン&ブラッドフォード『Power Up 責任共有のリーダーシップ』税務経理協会p43)
自分のほうが他者より知っている、という感覚は心地良いのです。子供から大人まで、自分の知っていることを得意げに話したがります。でも、気をつけなければなりません。リーダーのほうが知っていると思えば、メンバーはリーダーに依存したくなるからです。主体的な判断を避け、リーダーの決定に従っていたほうが、メンバーには安全で合理的です。結果として、自分の力を発揮しないということに・・・。
リーダーの役割をとるのなら、知識をひけらかさないほうがよいこともあるのですね。
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