2013年10月2日水曜日

自惚れ

「精神のない専門人、心情のない享楽人。この無きものは、かつて達せられたことのない人間性の段階まですでに登りつめたと自惚れるのだ」(マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚訳)

    精神と心情のないによって行われるカレンシーの交換は、社会を不安定にします。いわゆるリーマン・ショックは、その典型的な結末でしょう。やっかいなのは、そんな結末の直前まで、反省しないことです。
    自分の弱さを認めないと。でも認めたくないですね。だから厄介なんです。