2015年9月2日水曜日

相手に届いているか

 ここ数年、口をほとんど開けないで話す若者が気になります。発声不明瞭なので、話の中身がわからないだけでなく、日本語かどうかもわからない。それで会話が成り立っているのか心配になるのですが、大丈夫なんでしょうか?

 それが、先日はある管理職の方と話していて、同じように感じました。若者だけのことではないようなんです。

 「私は部下を認めている」「いい仕事ぶりは、褒めている」という方が、これ以上何をしろというんだ、言うのです。でも、多面評価の結果を見ると、部下は認められていると思っていません。それで、その管理職の方と話していてふと思ったのが、「これは届いていないな」ということです。なぜなら、この方、発声が不明瞭なんです。

 「カレンシー」は、相手に届かなければカレンシー(価値)になりませんよ。相手が受け取ったことを確認しなければ、売りっぱなしの製品と同じです。

 はっきり伝わる声で、相手の目を見て話しましょう。そして、部下の反応を確認してください。それだけで変わるかもしれませんよ、とお伝えしました。もちろん目を見て。