2015年11月25日水曜日

変革を進める首長

 先日、ある自治体の首長さんからお話を伺う機会がありました。

 今は、多くの自治体が財政の危機に瀕しており、これまでの行政を見直さなければいけません。こちらも例に漏れず大なたを振るう必要があったそうです。
 
 でも、役所の幹部、現場、市民の間に、変革への抵抗は少なくなく、なにかやろうとするたびに横やりが。それの都度果敢に取り組んできたこの方は、よく話を聞いてみるとカレンシーの交換を駆使して、抵抗者を味方に引き入れていきました。

 彼が使ったカレンシーには、他のよりよい選択肢、ビジョン、理解、共感、励まし、処遇、予算、改革のムード、世間の注目など、様々です。感心したのは、相手を動かそうとするときに、一方的に指示を出したりせずに、かならず「交換」を持ちかけていることです。

 外部から飛び込んだ首長の仕事ぶりは、多くのプロジェクトリーダーの参考になると思いました。
(東京湾を貨物船が行き来しています。本文とは関係ありません)

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