“ヒロイック”とは、“英雄的な”という意味。”かっこよく”といったニュアンスがあります。例えば、自分は部下よりも物事を知っている、という顔をするなどがあてはまります。
ある現場のリーダーが、私に告白してくれました。メンバーと会話するとき、自分が判断する材料だけを集めようとして聞いていたと。でも、そのぶん、メンバーの話を最後まで聞いていなかった。だから、メンバーは積極的に意見を言わなかったんだ!と。
ヒロイックなリーダーシップは、ともするとメンバーの自発性を奪ってしまいます。メンバーの方が「決めるのはリーダー」と思い込んでしまい、チームに対する責任感が希薄になってくるからです。
この若いリーダーは、自分が「決断するリーダー」というイメージを持って、“ヒロイック”に振る舞っていることに気づきました。
ヒロイックな自分に気づけるのは、ちょっとすごいことだな、と思いました。
(本文と関係ないこの写真は、先日訪れた広島で撮った「原爆ドーム」)
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