正月は仕事を残していたので、どこかに出かけることがなく、仕事、初詣、それから空いた時間に「Doctor-X」をAmazonプライムビデオで観ていました。
そのようなテレビドラマの存在も知らなかったのですが、新聞で見たこの番組のプロデューサー内山聖子さんは私と同世代、新卒からテレビ朝日に入社して長くドラマをつくっていたという記事を読み、同じ会社で30年あまりのキャリアを積むと影響力はどのように発揮されるのだろう、と興味をもって覗いてしまったのが始まりでした。
結果、全部観てしまった。20%という高い視聴率を誇るのは納得です。内山氏が、長年培ってきた影響力を、このプロジェクトに注ぎ込んでいるのが感じられ感心しました。具体的には、西田敏行、遠藤憲一といった優れた俳優が、彼らの持ち味をいかんなく発揮し、それぞれの役をみごとにつくっている。この番組作りに情熱を傾けていなければできないだろう、と感じさせます。内山氏のインタビューには、主人公を演じる米倉涼子とは信頼関係で結ばれており、あうんの呼吸で仕事ができる、とありました。ここでも、プロデューサーの影響力を感じます。俳優たちの有機的なつながりが、話は荒唐無稽なのに、妙なリアリティを感じさせる。
同年代の多くの仲間たちが、きっとこうやって仕事をしてきたのだろうと想像します。もちろんみんながそうとは限らない。「Doctor-X」を観て、キャリアとはこうありたいと思った次第です。(つづく)
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