2018年1月5日金曜日

大相撲の世界

日本相撲協会で、貴乃花理事が解任されましたね。公益財団法人の理事として、公益をこそなうものでありふさわしくない、という理由だと言われています。

私には真相がわかりませんが、団体が異なる考え方、意見の持ち主を排除したのだとしたら、残念なことですね。組織はある程度の多様性があった方が効果を発揮する、というのが定説です。その反対をいっているのかもしれません。

報道を見ると、貴乃花は現在の相撲の問題点をつかんでおり、理事会に不満があったようです。ここ数年、頻繁に問題が発覚するというのは、貴乃花の指摘はあながち的外れでないのでしょう。一方、貴乃花が役員としての責務を果たしていないという協会の指摘も、報道を見る限り否定できません。

影響力の観点で見てみると、協会は事件の解決のために貴乃花の協力を引き出さなければならないのに、それがかなわなかった。協会側の彼に対する影響力はほとんどゼロでしたね。否定的サイクルがまわっていたのか、見えない負債が積み上がっていたのか。なんらかの形で、交換ができなかったのかと思うと残念です。

一方、貴乃花の協会に対する影響力もほとんどゼロ。本当に改革を望むなら、彼が変革できたから良かったんだけど。
どちらからかというと、私は貴乃花の方が動きやすかったと思うのです。古い組織は内外の利害関係が複雑で動きにくいけれども、個人にはいかようにも動く自由がある。理事長らと協力して変革することができるかもしれないし、多数派工作で理事長を解任することもできるはず。

もっとも、貴乃花は交換を仕掛けようともしていません。諦めているのか、他に理由があるのか。なんら影響力を発揮しなかった、ということです。結果、協会に変化はなかった。

今後どうなっていくのかわかりませんが、国民の厳しい視線の晒されたことで、悪いことは起こりにくくなった、と信じたいですね。

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